仕事に行く道すがら、ナウパカの花が咲いているのを見つけました。 ナウパカ(Naupaka)はハワイの固有種だそうで、5枚の花びらで半円形の花を咲かせます。 半円形の花なんてちょっと不思議ですよね? ナウパカには低地でよく見かけるビーチ・ナウパカ(上の写真)と高地で見られるマウンテン・ナウパカ(下の写真)という2種類があります。 このナウパカについてはハワイではいくつかの言い伝えがあるのですが、今日はその中の一つをご紹介したいと思います。 =ナウパカの伝説= 火の女神ペレはあるとき一人の青年に恋をしました。 ところが、この青年にはすでに恋人がいて、ペレは嫉妬に怒り狂います。 ペレは二人を引き離すために、二人の住む村に溶岩流を流し込みます。 溶岩流から逃れるため、青年は海へ、その恋人は山へと逃げ、二人は永遠に引き裂かれてしまいます。 その後、山と海にそれぞれ小さな白い花が咲きました。 そして、青年が逃げた海に咲いた花はビーチ・ナウパカ、その恋人が逃げた山に咲いた花はマウンテン・ナウパカと呼ばれるようになりました。 それぞれの花はペレによって引き裂かれた時のように、今でも半分の花しか咲かすことができないといいます。 そして、この山と海の二つのナウパカの花を合わせて完璧な円形を作ることができると、青年とその恋人の二つの魂が天国で結ばれると言い伝えられています。 ビーチ・ナウパカとマウンテン・ナウパカは花は同じような形をしていますが、葉はビーチの方がぽってりとしていて、マウンテンの方が薄くて周りがギザギザしているそうです。 ビーチ・ナウパカは街中でも良く見かけられますが、マウンテン・ナウパカはなかなか見つけにくいそうです。 実は私も実際にマウンテン・ナウパカを見たことはないので、上の写真はWikipediaから拝借させて頂きました。 いつかマウンテン・ナウパカの花を見つけることができたら、摘んで帰ってビーチ・ナウパカと合わせてみたいな、、 ちなみにこのナウパカ、花が咲いた後に白い実をつけるのですが、古代ハワイではそれを充血用の目薬に用いたと言われています。 私も白くなった実を一つ取って潰してみましただ、透明で青臭~い汁が出たので、試しに目に挿してみよう、、なんてとても思えませんでした。(笑 お帰りの際にはこちら↓をポチッとお願いします。 応援ありがとうございます!
by moniha20
| 2008-06-24 15:30
| ☆ハワイ☆
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